レディスバイク L Bike編集部より、電話がかかってきた。 1993年11月号のONEDAY TOURINGツーリングに特派員として取材してくれないかというお話だった。即答で「はい、やります」と・・・。5000円を取材費として提供するから、5000円で、すべてを上手くまかなってくれという話だった。以下は掲載文と、写真である。

大鳴門うず潮ツーリング

ツーリングの夏というのに、雨ばかり。待ってても晴れないかもしれない。しかも、息子はまだ2歳!思い切ってONEDAY TOURINGなら…うん行こう。海が見たい、うず潮がみたい…!
うず潮を見に いざ、大鳴門橋へ


特派員紹介
 「まます倶楽部」の会員であるXX歳。ワープロ&パソコンの講師を務めるかたわら、XX歳で中免取得、146cmと小柄ながら限定解除を果たした。愛車はBROS650。”豚もおだてりゃ木に登る”の典型だとか・・・・・・。

 淡路島と四国をつなぐ、美しい大鳴門橋。その橋の下には海が大きな渦を巻いている。まだ高速は通っていないけれど、余裕で日帰りできるのだ。

 行きは、県道12号(長尾街道)をのんびり走ろう……。山と田んぼばかりの田舎道ではある。大内町というところでR11と交わってる。白鳥町を中心に、大内町、引田町は“手袋の町”。全国の約9割がここで製造されている。皆さんの持っているグローブもここで製造されたのかも……!?

 相生トンネルという短いトンネルを抜けると徳島県。日本最大の喫茶店『UZU珈』がある。この喫茶店は、奥行きが長く本当に広い。中には骨董品や美術品などが展示されている。使われている珈琲カップも豪華である。お小遣いに余裕のあるときに、ぜひどうぞ。

 ここらあたりから防波堤もなくなり明るいシーサイドが続く。きらきら輝く海を見ながら走ることができる。最高にいい気分だ。

 右側に検問所があるところを左に入り、鳴門スカイラインに向かう。料金200円のこのスカイライン、攻め込めるコーナーもあるが、アップダウンのゆるやかなカーブが多く走りやすい。有料道路の頂上に展望台がある。ここに車を止めてちょっと休憩。最近は、設置された望遠鏡で景色を覗く人も少なくなった。

 さて、有料道路を過ぎると、いよいよ大鳴門橋の見える千畳敷展望台だ。向こう岸は、兵庫県なのだ。大鳴門橋の下、鳴門海峡には時間によって大きな渦が巻いているのだが、残念ながら小さな渦が全体に巻いているだけであった。

 大鳴門橋を後にして海岸沿いを走ると、豪勢な門構えの大きな屋敷が目に飛び込んでくる。なんとここは、ボンカレーやオロナミンC、ポカリスエットで有名な大塚グループの別荘である。ここからの広い海水浴場を過ぎると小鳴門橋を通る。この橋の上からは競艇が見える。ただし、駐停車はできないのであしからず。

 ここ鳴門の道路沿いには、海鮮物を売る店が立ち並んでいるが、海より山手に入ると今度は直栽培の果物を売る店が立ち並ぶ。ガレージを利用して梨、すだちなどが売られている。

 R11を高松へと戻る。高松・鳴門のほぼ中間に津田という町がある。美しい松原で有名だ。海水浴場にもなっていて、海の家、貸しボート、貸しシャワーなどが砂浜いっぱいに並んでいる。夜の松原はデートの場所にも最適のようで、アベックの姿も多い。

コシとダシが決め手の『わら家』のうどんは美味!

 津田を後にして、屋島に向かう。屋島スカイラインの麓に四国に残る特徴的な民家を移築、復元した四国村という民家博物館がある。その入り口に『わら家』といううどん屋さんがある。うどんのコシとダシが決め手のシンプルなうどんだ。地元の人が親戚などの観光客をつれて来るほどである。
 お腹も落ち着いたので屋島山頂に向かう。屋島スカイラインは往復360円。上りのはずなのにニュートラルにすると前に進んでしまうというミステリーゾーンもある。目の錯覚でホントは下りなんだけどネ)。途中の展望台から、源平合戦の際、刀を洗って真っ赤になったといわれる地の池、水族館、屋島寺などがある。
 さて、先程の屋島スカイラインの登り口より少し東のR11沿いに、『セントラルオートそごう』というバイク店がある。ロマンスグレーの社長と気さくな奥さん、そしてメカニックは木田さん、櫛本(くしもと)さん、山本さんが担当している。初めてのお客様でも親切にしてもらえるよ!もち、常連になればなお親切!!少し西側にBMW専用の『プラッツそごう』もあるよ。
 ジュースを飲みながら、社長や奥さんと話をしていた。「読者プレゼントを五色台の有料代をのけた残り1600円少々で買わないといけないんだけど」と言うと、「持ってけドロボー!」と『ルウ・ガルソン』のトレーナーを社長さんが特別価格で売ってくれた。

 R11を再び西へと向かい、中央通りと交差する。高松駅に向かって少し走るとさぬき浜街道と交差する。さぬき浜街道を五色台に向かって走る。五色台スカイラインの料金所までの道はアップダウンの攻め込めるコーナーが続く。250円を料金所で払いスカイラインを走り出すと、山の香りが鼻をくすぐる。四国にスカイラインは多いが、ここほど山の香りをするスカイラインは知らない。急に目前に海が広がる所もある。

 スカイラインを出ると大崎ノ鼻という場所に出る。ぽっかりと丸い島が浮かんでいる。ここはライダーがよく集まる。ライダーたちに別れを告げ、最終RUNだ。半島をぐるーと回るのだが、瀬戸大橋の全景が見える場所がある。残念ながら曇りで霞んでいたが、ライトアップされた時などは感激ものであろう。

 鳴門の潮に吹かれた愛車は洗車しないと錆びちゃうぞ!